旅行から帰ってきたのでその旅行の話を書く。
旅に出るとしたらそれは5月である
3日程旅に行ってきた。場所は四国、香川と徳島だ。
出不精であり、なるべくならば東京都23特別区内で (もっと言うなら渋谷・港・目黒・品川の4区くらいで) 物事を完結したいと願うぼくにとって旅行するというのはかなり珍しいことであり、年に1度あれば良い方である。実際、自らの意思で遠方に旅行に行こうと考えたのは去年の5月に北海道に行って以来である。今回も5月に旅をすることになったが、それはたまたまである。
去年の北海道旅行はその旅の間に職場 (当時) でぼくの退職のアナウンスが流れるので、そのとき自分が不在だと面白いという明確な理由があったが、今回は特にそういう理由はない。場所も単に行ったことがないからという理由で四国を選んだ。つまり、あまり考えての行動ではない。
ゴールデンウィークの3連休を出社し、その変わり5月23日週の月火水を休暇にした。当初は日月火の日程で行くつもりだったが、直島で美術館とかに行くことにしたので、2日目が月曜 (だいたいの美術館が休館する) なのはよろしくないと思い、土日月で行くことにした。
高松市の話
羽田から高松までは1時間くらい。高松空港に降り立ち、リムジンバスで高松市街地に向かった。途中の街並みはいわゆる地方都市の郊外それで、強いて言うならうどん屋や製麺所が地方都市の郊外に加わったものだった。
ぼんやりしているうちに高松市街地に到着したので、取り敢えず街をふらふらした後、ホテルにチェックイン。荷物を置いてうどんを探しに街に繰り出した。
特に当てもなくうどんを探してアーケード街を彷徨っていると、それっぽいお店があったのでそのままふらっと入り、ざるうどんを食べる。固いが美味しい。これが讃岐うどんなのかと思っていると、どうやら夜は居酒屋になるお店らしく、頼めばビールや居酒屋系の食べものも出てくるらしいので、エビスビールと骨つきの鶏肉もいただく。非常に満足度は高いのだが、お腹がいっぱいになってしまい、何軒かうどんやを巡る計画は頓挫した。
高松市街地は綺麗な街並みで、きっとしばらく住んだら好きになれそうだと思った。うどんもあるし。
夜は、ホテルのカフェでチェックインのときにもらったスイーツチケットを行使し苺モンブランを食べ、テレビを見て寝た。
直島に行ってきた話
2日目朝、小雨降る中、ホテルをチェックアウトして港に向かい、高速艇に乗り込む。小型船舶に乗ったのはたぶん初めて。雨のなかで結構激しく揺れているのにビビりながらも気付いたら直島の宮ノ浦港に着いていた。 (宮ノ浦地区には住吉神社と呼ばれる神社があり (ちなみに住吉神社という名の神社は全国に600座以上あるらしい) 、これが宮ノ浦という名前の由来なのかなと書いてて思った)
島のなかでの移動についてあまり考えてなかったので、どうしようかと悩んでいたらレンタサイクルの看板が見えたのでマウンテンバイクを借りた。 取り敢えず地図の上では近そうな地中美術館に行くことにした。 (そして、その道程のあまりの高低差に自転車で行こうとしたことに後悔した)
地中美術館はその名の通りそのほとんどが地中に埋まっている美術館。中の構造が非常に変で歩いていてくらくらしそうになった。楽しい。(ちなみに写真は地中美術館の正門と美術館からちょっと離れたところにあるチケット売り場のもの。美術館内部の撮影は禁止されている)
地中美術館のあとは李禹煥美術館に行った後、誰もいない (というか、もしかしたら入っちゃいけなかったのかも知れない) 浜辺でぼんやりと休憩する。雨の後で多少肌寒いながらも波の音が気持ちよかった。
以下がその日、自転車で巡った経路なのだが、ご覧のように島の半分を自転車で周ったことになる。MacBook Pro の一番大きいやつなどが入ったバックパック (後で測ったら 8kg くらいあった) を背負って悪天候のなか慣れない自転車に乗ったので、宮ノ浦に戻るころにはボロボロになっていた。日々から鍛えておくべきであったと痛感したものである。

自転車を返したあと、帰りの高速艇のチケットを押さえて昼食のために宮浦周辺をボロボロの躰でふらふら歩き回る。途中、音楽が流れてきたのでそちらに行ってみるとアメリカっぽいカフェ (合衆国に行ったことがないのでこれは想像) があったのでそこでお昼を食べることにした。肉を食べる。肉を食べていたら店の前に猫がやってきてそれを見たお店の娘さんが外にかけて行った。
食事のあと、まだ時間があったので、そのカフェの隣の銭湯に行った。直島銭湯 I♥湯という名前のその銭湯はとにかく変で、取り敢えず具体的な例を上げると、湯船から見上げると象の像が鎮座していた。 (お風呂の出来事なのでもちろん写真はない)
お風呂上がりに銭湯の写真を撮ろうとしたら、向かいの家のおばあちゃんに「ちょっと兄ちゃん、銭湯撮るならボインちゃん撮らなきゃだめでしょ」と言われたのでボインちゃんも撮った。それが下の写真。
あと、もちろん草間彌生のかぼちゃ (赤と黄) はちゃんと見たし、ストラップも買った。
直島は行く前からかなり期待していたのだが、その期待を上回る楽しさだった。今度は是非とも泊まりがけで行きたい。
徳島市の話というほど話はない
徳島の人に怒られるかも知れないのだが、直島でほとんどの体力を使い果たして徳島ではほぼ何もせずに過ごしてしまった。
ただ食べ物だけは食べた。晩ご飯に徳島ラーメンと徳島丼を食べ、3日目の昼ご飯には阿波尾鶏の唐揚げを食べた。思えばこの旅行中肉ばっかり食べていたように思う。
Conclusion and Future Works
というのが今回の旅行である。
反省点は、直島で体力を使い果たしたがため、せっかく徳島に行ってもご飯を食べたくらいしかやっていないことだろうか。こうなるのであれば、香川に集中すれば良かった。徳島に関しては不完全燃焼だし、まだ高知と愛媛には到達すらもしていないので、まだ自分は四国のことは何も知らない等しいのではないかと思っている。
それはそれとして、直島がとにかく楽しくて、帰りの飛行機で何故自分は直島に住んでいないのだろうと自問自答していた。
疲れたししばらくは旅行はいいやというのが今の本心なのだが、来年5月くらいにまた旅行欲が高まることを期待したい。